ひろやす先生!飼料の入っている袋がふくらんじゃったよ!
それは、すばらしい発酵をしている証拠や!微生物が活動すると炭酸ガスが発生して腐敗菌の活動を阻害(=すばらしい発酵)するねん。
へぇ~!そうだったんだね!
寒い時期に作った飼料は、微生物が休眠状態の為じわじわ菌叢(きんそう)が増えるけど、暖かくなると一気に増えるからガスも一気に出るんや。そやから、特に春先から5月頃はふくらみやすいねん。
なるほど!
ちなみに、小袋(PP袋)に入っている飼料は一度トンバッグ(TB)で発酵させてるけど、トンバッグから小袋に入れる時に撹拌(かくはん)してるから、微生物が空気に触れて更に活発になって、小袋に入れた後もふくらむねん。
そうなんだ!じゃあ、ふくらんだまま置いておいても大丈夫なの?
トンバッグの場合は、ちょっとずつ自然に空気が抜けていくから、内袋は開けずにそのままでええねん。小袋の場合は、袋の端をちょっと切ってガスを抜いて、テープで止めとけば大丈夫やで!保管する時は、飼料が雨や空気に触れないように袋の口をしっかり閉めてな。